生きる力「楽」について

「楽」が養う資質や能力

主体的な行動へのエスコート

最初から最後まで行動を指示するのではなく、いかに自分で考え、工夫し、挑戦するかを重視し、最終的により深い達成感が得られ、「なぜできたか」を自ら振り返るようにエスコートしていくことこそ指導であると考えます。何でも先回りして失敗しないようにするのではなく、時には失敗から学ぶことも体験させるように、ただし、そこには危険や大幅な遅延・脱線が起きないように導くことを大切にしています。

楽(たのしい)

幼稚園にはたくさんの楽しい事に溢れています。たいそうで身体を動かすこと、身近な材料や廃材を工夫して何かを作ること、家では汚れを気にしてできない泥んこ遊び、虫探し、自然物の採集……。教材ばかりの保育や小学校で習うことの先取り授業よりも今しかできない・今こそ取り組むべき遊びや行事を通して、ワクワクする心、できた!うれしい!という達成感を体験することを重視しています。

楽(おんがく)

朝の放送の歌やピアノ・手遊び・行事や季節の歌など、毎日いろいろな場面で音楽が流れています。園行事はもとより、学年のささやかな集会に至るまでBGMを効果的に使用しています。
特に年長組の鼓隊は全園児の憧れ的存在で、ステージでの達成感や多幸感、日々の練習で学ぶ「あきらめない心」「友だちと心を合わせること」がかけがえのない財産となっています。

楽(らく)

卒業生や保護者をはじめさまざまな関係者から、毎日笑顔で登園する子ども達の姿を見て成子幼稚園が楽しい場所になっていると感じる、という声を多くいただきます。園としても職員が子ども達の気持ちを尊重し受け止めることで子ども達は楽にリラックスして生活できているのだと感じています。
保護者からも、お弁当づくりの負担が軽い、バスが家の前まで来てくれて到着時刻も通知が来る、職員と保護者とのおしゃべりタイムで相談ができる、など「楽(らく)」と言っていただいています。